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アタシは鳴海と出会った高校時代を思い出していた。
アタシは昔から上っ面の付き合いしかしてこなかった。
女の子同士でワイワイ行くトイレも行かないし、
授業中も真面目にノートに書いていてもいつも一人で
休み時間になれば一人になりたくなくて無理して笑った。楽しいなんて思う友達なんてその時はまだ居なかった
アタシがちょうど中学の時に言われた事がある
「何かさ、絵美って笑う時にひきつってるよ?気付いてないの?」とある女の子に言われ
「え・・・そんな事ないよ?」なんてフォローしても虚しくイジメられる毎日が始まった。
当然、アタシの居場所なんてどこにも無い。
アタシは父親の転勤も重なり受験もそれに合わせて遠い街にある見晴らしが綺麗なとこに引っ越しをした。
新しい街。ここからやり直したいと思ったアタシは今までの自分を変えようといつもニコニコ明るい性格になった。
そのお陰で入学してすぐの時に仲良い友達も二人出来た。
一人は色白で髪の毛は栗色の肩より長いロングストレートのお人形さんみたいにメチャクチャ可愛い夢崎明里
もう一人はよく喋る人なつっこい性格で見た目はボブくらいの黒髪の普通の女の子の永野愛。
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