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昨日に続き、今日も純は伊波と共に店に来た。
春香が席に着くなり
「こんな綺麗な子やったっけ?酔ってて全然顔覚えてなかった。めっちゃ緊張するわ。」
と言った。
「またまた~。私の方こそ、こんなにかっこいい人に指名してもらって緊張しちゃってますよ。」
とお世辞では無く、本心から言った。純は全く信じていない様子だった。
春香は何を話していいか分からず、とにかくお酒を呑んだ。
元々余り口数の多いタイプでは無いのだが、純を前にすると尚更話せなくなった。
何故なら外見が春香の理想そのものだったからだ。
目が大きくて、濃い顔立ち。背が高くて、胸板が広い。一見、怖そうに見えるのに笑うと可愛い顔。
初めて会った日に好きになってしまうと予感していた。
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