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その日、純は二時間程で切り上げて向かいにあるヴィーナスの系列店であるオーシャンに行くと春香に告げて帰って行った。
テンションが上がったらラストまで居ると純が初日に言っていたので春香は少し寂しい気持ちになった。
それでも帰り際にまた行くからと言ってくれたことに嬉しくなっていた。
ちょうど純と伊波が店に訪れるようになって三度目の時、純は
「お店の子って皆、彼氏居るんやろ?」
と聞いた。春香は驚き、少し肩を震わせた。
「皆が皆居る訳じゃないですよ。」
「でもさぁ、俺喋ってたらその子に彼氏居るか居ないか何となく分かるねん。」
純の言いたいことが何となく読めた春香は話しを反らす為、違う話題を持ち出すつもりだったがワザとらしくなりそうな気がして、流れに逆らうことを辞めた。
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