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その日仕事が終わると返って来ないだろうメールを純に送った。
もし純に出会わなければ、
もし純に真実を伝えなければ
そんなことばかりが頭を駆け巡る。
いつも下心をぎらつかせた`お客様'
店の女達をセックスの対象でしか見ていない`お客様'
彼氏が居る女は落とせないから辞めておこう。
そうなるに決まっている。
そして、それが当たり前だとも思っていた。もし純に出会わなければ、これから先も男はそうゆう生き物なのだと思い続けていただろう。
メールを送って暫くして純からメールが返ってきたのだ。
純のメールによって春香の`お客様'に対する固定観念は覆された。
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