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純が楽しそうに笑うと嬉しくて、いつも純の笑顔が見たいと願っていた。
純が元気のない時は春香も落ち込んでいた。
何故こんな気持ちになるのか。
純の一つ一つの言葉や行動に一喜一憂するのは何故なのか。
春香は気付かないでいた。
いつものようにお店で4人楽しく呑んでいた。
たまたま、純と唯の2人が同時に席を離れることがあり、初めて伊波と2人きりで話す機会があった。
2人が見えなくなったと同時に春香に向き直り、突然
「春香ちゃんって純さんのこと好きだよね?」
と聞いた。伊波とは冗談ばかり言い合って、戯れることはあっても真面目な話をしたことがなかったこともあり春香は目を丸くした。
「…好きじゃないよ~!!」
春香はいつも通り、おちゃらけて返事をした。
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