Prologue for Epilogue
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扉を開けては懐中電灯で中を一通り照らし、異常がないかを確認していく。 そうして倉庫を一つずつ見ていったが、特に何かあるわけでもなく、ただ薄暗い空間が拡がっているだけだった。 誤報だったのか。 一番奥、最後の倉庫に着く頃には警官の恐怖心は幾分か無くなっていた。 サクサクサク。 少しだけ積もり始めた雪を踏み固めながら、警官は最後の扉を開けた。
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