独仏

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  アーサーに呼ばれ家に行けば、何故かアーサーが愛しのフランシスに馬乗りになっていた。 「ルーイ!助けて、お兄さんアーサーに襲われてる!」 「…死にたいのであれば最初からそう言ってくれたら良かっただろう」 「待て、早まるなルートヴィッヒ。取り敢えず話を聞いてくれ」 アーサーは自分の眉間に向けられている銃を避けつつ、フランシスの上から退けた。 アーサーの下から這い出たフランシスはそそくさとルートの後ろに隠れた。 「…で?聞くだけ聞いてやる。なんだ」 「これを見てくれ」 そう言ってアーサーは握っていた右手を開いた。 「…正●丸?」 「いや、似てるケドそれじゃない。 これは菊特製"変態を治す薬(試作品)"だ」 ルートはアーサーから、●露丸に似た錠剤を手渡されるとしげしげと見つめた。 「本当はフェリシアーノに使う薬を作ってたらしいんだが、配分を間違えたらしくてな」 「ちなみに菊は何作ってたんだ?」 「バカを治す薬」 それは無理だな…と2人は即座に感じた。  
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