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声「おい!!!」
「ん・・・・」
声「ん、じゃあねぇよ!!!なぁに寝てんだアホ」
「ん─・・・・うるさいぞ、ギィナか?」
ギィナ「そうだょ!!我らがヴォイズキングダムの期待の星!!!ギィナ・シュルノ・レン様だ!!!!ってかいつまで寝てんだょ王子様サンよぉ??」
〈バシッ〉
おもいっきり頭を叩かれた感覚。おかげですっかり目が覚めた。
「痛いな・・・・せっかくの昼休みがお前のせいで台なしだ」
俺はムクッと起き上がり、彼の顔を睨みつけた。
ギィナ「昼休みが台なしだぁ??自分だけゆっくりしやがって。俺なんかなぁ、あんなクソ長官のつまらん補習うけてたんだぞ?!もぉガキじゃあねぇっての!!!」
俺の前でベラベラと愚痴をたたいているのは俺の同期で幼なじみのギィナ・シュルノ・レン。
彼とは長い付き合いだが、どうもこの荒い口調には慣れない。
せっかくの昼寝が・・・・
春の木漏れ日が静かに俺を包んだ。
彼の愚痴を聞きながらもうひと眠り・・・・・
俺はアーツ・アルガノーツ・ルイ。まだまだ若き見習い兵士だ・・・・─────
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