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ギィナ「しかしお前よく寝てたなぁー。なにか夢でもみてたのかぁ?」
彼はバカバカしく俺の顔を覗き込む。
「う~ん、そういえばなんだったんだあの夢は・・・・?」
ギィナ「どぉせ英雄のお父様の夢だろ?」
「父上を馬鹿にするな」
バカバカしくこちらを見ていた彼を睨みつけた。
ギィナ「ほらぁ、その目がヤなんだょなぁ~。お前相変わらず冗談通じねぇな」
俺は思わず黙り込む。
確かによく言われる言葉だ。
俺はあまり冗談は好きではなかった。
そんなことを言ってなにが面白いのか、といつも彼を見ていると思ってしまう。
まぁ、それが俺の性格なのだから仕様がないのだが。
そんなことを考えていると彼がいきなり立ち止まった。
ギィナ「ヤベ、クソ長官のお出ましだょ」
俺は思わず顔を上げ、目の前を見た。
そこには大きな巨木・・・・程の様な身長のギラン長官が立っていた。
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