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ある日の昼休み
僕はいつも通り友達と昼食を食べていたら
「なあ、護」
「何?」
「確かお前て幽霊が見えるんだよな?」
「まあ…ね」
子供の頃から幽霊が見えたせいか余り良い思い出がなく、今のように見える事をコントロールするまでかなり苦労したので話題にはしたくない話だ
「いやな、俺も友達から聞いた話なんだがな。心霊現象解明部て知ってるか?」
「……何?その明らかに怪しい部は?」
「俺もよくは知らないけど、学校や地域の有名な心霊現象を調査してる非公式の部があるらしいんだってよ」
「へえ、そんな部活があったんだ」
「でさ、お前行ってみたらどうだ?」
「僕はそんな怪しい部に近寄りたくありません」
「だってお前幽霊が見えるせいで色々と苦労してんだろ?」
「まあ、そうだけどさ…」
「心霊現象を調べてるんならその手の事にも詳しいはずだし、一度で良いから行ってみろよ」
「……考えとくよ」
(冗談じゃないよ!幽霊の怖さも知らない癖に、心霊現象を調査するなんて無謀すぎる!そんな部に行く訳がない…)
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