1人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
今思えば『運命』とか信じてない私も、この出会いに感謝した。
なによりも自分を捨てて愛してたといえる。
ただ幼かったわたしには,目の前の物事をみることしかできず空回り‥。
頭のてっぺんから爪先から髪の毛一本もすべてすべて彼に捧げ,それが私の喜びだった。
まょ16才。
高校に入学し,親やまわりに対していい子チャンぶるのが限界でタバコを吸っても、もやもやが納まることはなく,荒れていた。
まわりからしてみれば、ギャルとかいわれたけど‥
こんな田舎の町に、
都会でみるようなギャルなんていたことはない。
ギャルといわれることは女版ヤンキーといわれてるようで気が引けた。
「これが素のあたしだし。」
声を大にしていいたかった。
見にまとう洋服が個性を象徴して、私の存在がここにあるんだと全身で叫んでいた。
一度、夏休み間近で謹慎をうけた。
なんと謹慎も明け、学校へいくと一斉にシカトをうけた。
「なんぢゃこれは?」
意味がわからない私は、
それが当たり前だと言っている空気が、たまらなく胸を締め付けた。
原因は、親友とおもってたあいちゃんだった。
なぜか、先生にあたしがやらかした事告げ口してたんだって。
おかげで謹慎が長期コースに伸びたもん。
そのあいちゃんがあたしがかえってきたらきまづいとおもったんだろね。
軽く根回ししてあたしの事あることないことみんなにいったみたいで。
シカトッて‥小学生じゃないんだから‥
つまんなくて、
違う科のまぁ目立つグループと仲良しだったからそいつらといっしょにいた。
「なんかシカトされるんょ。空気まぢきもいゎ~。。こっちからわざわざはなさなぃって感じ。」
ははっと笑って、
「つまらんねー!でも楽しんでるんでしょ?」
どこからみても美人のみほがいった。
みほは学年で1番か2番か・・・といわれるくらい人気のある子で、顔立ちもスタイルもよかった。
「でも、さみしーょぉ!」
二人でゲラゲラ笑ったあと
「本当はすこし親友だったから,きちいゎ・・・」
っていった。
そしたらあたしの知らないトコでうごいてたみたいで,あいは呼び出しとかあったみたい。
あたししーらない。
自業自得や。
まぁとにかくそーゆーことがあってシカトとかすぐなくなったんだけど,明日から夏休みッてゆー時期だったから遊ぶ段取りに忙しかった。
最初のコメントを投稿しよう!