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数日前,病室に篭りっきりだったため散歩に出かけた。
病院の庭を歩いていると,一つの紙飛行機が空を飛んでるのを見つけた。
-何かしら?…
紙飛行機が飛んできた方向へ走っていく。そしてリンはその刑務所に服役中の囚人レンと出会った。
レンは何故かずっと刑務所のグラウンド隅ベンチで,寝そべり,ボーッとただ空を眺めてた。
-どぅしたのかな…
リンはそんなレンに惹かれたのか話掛けようとするが,病気のせいで喋れない。
そこで鞄からペンを取り出し,先程の紙飛行機を手紙にして会話しようと考えた。
手紙を書き終え,紙飛行機をレンに向けて飛ばす
-ん,何だ?
結果は見事に成功した。
グラウンドの塀は完全な壁ではなく外が見えるように高いフェンスになっている,そのため紙飛行機が1番良かったのかもしれない。
手紙を読み終えたレンは同じ手段で会話をした
それが始まりでリンは最近,毎日病院を抜け出しレンに会いに行っている。
そして今日も紙飛行機を交わすのでした。
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