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もう身体は動かない…
-…もうすぐお迎えが来るのかな?
リンはレンの事を思い浮かべていた。
-あの時…強がらなければよかったなぁ…
後悔するがもう遅すぎたのだ
-今も笑ってくれているだろう貴方に"会いたい"
また泣きそうになる…
-ねぇ,レン?貴方がくれた手紙だけが私に生きる意味と希望をくれたんだよ?…
-病室にある花のように枯れて死ぬのを待っていた私にあなたは光をくれた…
-…でも,もう目が霞んで手紙が読めないや…
-…さようなら…レン…
リンの病室には無機質な音だけが響く
ピッピッ…ピッ…ピー
リンの意識がなくなった
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