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「……助けて~…」
本の山からルディア様のか細い声が聞こえた。
「………ル、ルディア様ぁぁぁぁあああっ!?」
…………
………
……
…
「…ふぅ…死ぬかと。…ありがとうハクア」
「こ、こっちは…生きた心地がしませんよ…」
青い髪の頭はボサボサになりハクアは息を切らしていた。
するとルディアが床に散らばった本を取り、直すのを見て慌ててハクアも本をかき集める。
そこでハクアはふと一冊の本を開いて、中の一文を見た途端根をあげる。
「…ルディア様。こんなのわかるんですか…?」
「んー…だいたい?その本は精霊と魔法の関連性。「精霊魔術」について書かれてた…」
ルディア様はそう言いながら、手に持つ分厚い本を次々と入れていく。
私も本を棚に入れようとしたが順番が違う等と言われ、落ちている本の回収に専念した。
「…で、ハクアは何をしに来たの?」
私が後数冊になった所でハクアに尋ねる。
あ、本落とした…
この世の終わりみたいな顔して、しかも泣きそう
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