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「ねぇ、ハクア…」
「はははは、はいっ!?」
「…何でテンパってるの?」
ハクアは先程のルディアに気圧され、素ビビりして吃った上に声が裏返ったのだ。
そんな事は露知らず、ルディア首を傾げる。
「い、いえ、何でも!それより聞きたい事は何でしょう?」
「……?まあ、いいけど。ハクアって学校行かないの?」
確かこの国、世界では13歳~18歳までの6年、魔法学校というのに行かなければなかった筈なんだけど…
「あぁ、成る程…私はルディア様が学校に行く歳になったら護衛という形で学校に入るのです」
「護衛?」
「はい、たいていの貴族の御子息には護衛がついていますから、ルディア様も例外ではありません」
…この子、年頃なのに友達が欲しいとか思わないのか?
というか護衛ってハクア強いの?
「…ハクアって強いの?」
思った事をストレートに言ってしまった
なんか困ったような顔になってる
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