259人が本棚に入れています
本棚に追加
「ふっ僕にはわかっているさ八九寺、愛情表現なんだろその噛みつきは」
「べっ、別に私は阿良々木さんが嫌いなだけですっ！少しでも側で触れ合っていたいという邪な考えなど持ってません！」
「ん～なんだお前もツンデレの位置を目指しているのか？そんなことしなくても十分可愛いぞ～」
なでなで
「うう…///阿良々木さん如きに軽くあしらわれるとは、私もまだまだです」
「僕はあしらってる訳じゃないぞ？八九寺との時間を楽しんでいるんだ！」
「はぁ、つまり私で遊んでいるのですね」
「くっ、何故だ！何故僕の愛はお前に伝わらない！」
「止めて下さいロリコン」
「『さん』が消えた！？」
「黙ってください、これはあなたの為です。周りから見ると一人で叫んでる変態です」
「周りなんて誰も……ってあれは神原！」
「はっはっは阿良々木先輩！戦場ヶ原先輩にはしかと伝えておくぞ！阿良々木先輩が私への愛を叫んでいたと！！」
「僕はお前に愛を叫んでいた訳じゃない！」
「しかも今のは録音済みだ」
ポチッ
『何故だ！何故僕の愛は伝わらない！！』
「わー止めてくれ神原！！頼むから！」
「ふっ、これで阿良々木先輩と戦場ヶ原先輩は私の物っ！！さらばだ！」
ダダダッ
……オワタ＼(^o^)／
フルボッコにされた数日後、神原から取り上げた録音機をこっそりと聴いている戦場ヶ原の姿を僕は目撃した
ふっ、可愛いやつめ
･
最初のコメントを投稿しよう！