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O2..
ひらひらと淋しく落ちる雪
真っ白な息
この世界には私しか
いないのだろうか
とても心細い
サクサクと雪の上を歩く
冷たい風が私の頬をなで
囁く。
「独りは辛いもの.ね?」
<そうだね。>
私は風に返事をする
誰もいない。
私もいない。
元々私は存在
してないのかも
しれない
この世界は夢なのか
それとも妄想か.
現実なのか
私にはわからない
ただ寒くて.寂しい
私はもしかしたら
裸なのかもしれない
だからこんなにも
寒いんだろうか.
涙が頬をつたる
私は一つ息を吐き眠った。
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