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ここはどこだろう?
僕は荒れ果てた大地にたった1人で立っていた。
僕は誰なんだろう?
僕は自分の名前すら分からなかった。
分かるのは自分がまだ子供だということと、女の子みたいな見た目だけど男の子だという事だけ。
正直、僕みたいな小さな子供は、その辺の野良犬はおろか、カラスにすら狙われたら命は無いだろう。
しかし、不思議な事に僕に恐怖心はなかった。
僕自身の年齢はきっと2歳くらいだろうが、あり得ないくらいに落ち着いていた。
と、そこに何人かの男が現れた。
手にはやたらと重そうないかにもといった感じの棍棒や、触っただけで切り刻みますといった感じの剣やら、バリエーション豊富な人達だった。
?「グスタフさん、あんなところにガキが居ますぜ。
見たところ女のようだし、捕まえて俺たちの慰み物にしませんか?」
なんか、背が低くて、肌の色の黒い人がリーダーだと思われる人に話し掛けた。
それにしても、僕にはよく分からないことを喋っていたけど、何故か背筋が凍った気がした。
グスタフ「それもそうだな、しかも見たところかなりの上玉だ。
ちと、幼すぎるのがたまに傷だが、あれだけ美しければそんな事ささいな事だろう。」
グスタフと呼ばれた男がまた難しい話をして、また何故か僕の背筋が凍った。
グスタフ「おし!
おめえら!捕まえろ!
間違えても傷なんかつけるなよ。
後のお楽しみが減っちまうからな!」
そう言うと、全員が僕に向かって襲いかかってきた。
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