改造

3/14
前へ
/43ページ
次へ
「カタストロフィー。和訳で大変動・大被害…。確かに、ある意味ではカタストロフィーは…」 そう言って、青年は窓の方を向いて外の景色を眺める。 機密組織カタストロフィー 2080年 突如として姿を現すや、兼ねてから人類の目標とされていながら失敗に終わった『機械と自然の共存』 それをカタストロフィーはいとも簡単に成功させた 現代科学とは思えぬその技術に、多くの研究者が技術提供を申し入れたり、マスコミが取材を試みた だがカタストロフィー側はそれを頑なに拒否 環境問題や自然対策に貢献している以外、すべてが謎に包まれているカタストロフィー やがて皮肉を込めて『機密組織』の称号を送られ、それはいつの間にか定着していた
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加