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「カタストロフィー。和訳で大変動・大被害…。確かに、ある意味ではカタストロフィーは…」
そう言って、青年は窓の方を向いて外の景色を眺める。
機密組織カタストロフィー
2080年
突如として姿を現すや、兼ねてから人類の目標とされていながら失敗に終わった『機械と自然の共存』
それをカタストロフィーはいとも簡単に成功させた
現代科学とは思えぬその技術に、多くの研究者が技術提供を申し入れたり、マスコミが取材を試みた
だがカタストロフィー側はそれを頑なに拒否
環境問題や自然対策に貢献している以外、すべてが謎に包まれているカタストロフィー
やがて皮肉を込めて『機密組織』の称号を送られ、それはいつの間にか定着していた
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