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ポテチを間食し、ボケーっとしているうちに、睡魔に襲われ、軽く仮眠を取った。
しかも、ロビーのソファーで…
つか、追加料金払って個室にした意味がなかったし。
どれくらい寝たかはわからないが、一本の電話が俺の安眠を覚ました。
ディスプレイを見ずに、通話ボタンを押し、寝ぼけながら電話に出た。
「はい?」
「あ、泰平君?あたしなんだけど、わかる?」
「ん…誰?」
「ヒドーイ…わかんないの?」
寝ぼけながらに、思った…
めんどくせぇ…と。
「誰?」
「杏奈だよ。あ・ん・な!」
言い方までウゼー…
「何?」
「冷たくなぁ~い?」
寝てたんだよ!?
「で…何?」
「住むとこ決まったら教えてね?」
「なんで?」
「行くから。」
「うん。」
「ヘヘッ♪もしかして寝てた?」
「うん。」
「じゃあまたかけるね?バイバイ♪」
「うん…」
ん?
あれ?
「あ、ちょっと待っ…」
ツー・ツー・ツー…
切れてる…
チクショー…しまった感満載じゃねぇか。
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