夏歩編~最終章~

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聞こえてないとでも思っているのか?夏歩は、時折右斜め上を見上げなから、俺が納得するであろう、と思ったであろう理由を言い始めた。 突っ込むのも面倒だった俺は、とりあえず聞いてみる事に… サウナ三昧したいって答えは知ってるんだけどね(笑) 「まず1つ!」 あ? 理由1つじゃねぇのかよ? 「泰平の家のシャワーさ、温度調節が手動やから、毎度ヤケドしそうになるんだよな…」 待て待て待て… それ、銭湯に行く理由にならねぇし… それに、俺の家じゃなくあんくんの家やし… 主様ってあだ名何処行った? で…なんだ、そのどや顔? 「温度調節ぐらい学習しろ。その理由は却下…」 「ほぅ…そうでたか泰平…あたしにまだ言わせたい様だな…」 いやいや…だからサウナ三昧したいって言えや! 「んじゃ、理由その2だ!」 「うん。何?」 「泰平が主に飯を作ってるよな?」 「それが?」 「カロリーの計算が出来てないジャマイカ!だからあたしがこんなにブクブクと……だいたいだな、食事にはバランスと言うものがだな…」 テメェ…納得させる所か、喧嘩売ってんだろ? カロリー計算だぁ? カッチーン… 「んじゃ、自分で飯作れや!!つか、風呂の話何処行ったとや!?あぁん!?」 「オィオィ…あんまりキレるなよ…体に悪いぞ?」 誰のせいじゃボケェ!
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