夏歩編~最終章~

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一息ついて、店員さんを呼び出しボタンにて特殊召喚した… 無駄に連打するのは、やめていただきたい。 「ご注文はお決まりでしょうか?」 店員さんはニコニコ笑いながら、オーダーを尋ねてくる。 実にいらないこのやり取り… オーダー決まったから呼んでるだよねぇ。 と、偏屈な一面を覗かせながら日替りランチをオーダー… そして、夏歩は… 「担々麺!」 「レタス入り炒飯!」 「青椒牛肉!」 「杏仁豆腐!あ、杏仁豆腐は食後で…」 って、食い過ぎ!! 「お前食えるん?」 俺の問い掛けに、白い歯を輝かせ、親指を突き立てる夏歩… お前は幹久か? つか、ダイエットは? さっきまでの、ウォーキングやサウナ台無し過ぎる件…デザートまで頼みやがって。食いきれなかったら、しばき倒してやる… 数分後… テーブルに並べられた、中華な料理を食い散らかす夏歩… まるで、ダイソンの掃除機並みに吸い込んでいく… 「うまいな!流石のバミヤーンだな!」 ご満悦な表情で、青椒牛肉に舌鼓を打つ夏歩。 口元にソースついてるよぉ?マジ子供みたいな奴。 しばらくして、ダイソンの掃除機には有り得ないであろう事件が起こった… 「た、泰平…生まれるかもしれん……」 はぁ…絶対そうなると思ったし… ごく僅だが、炒飯と青椒牛肉が入りきらない模様… 「後は…任せ…てもいいでしょうか?」 こんな時だけ敬語使ってんじゃねぇしww
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