夏歩編~最終章~

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まぁ、日替りランチじゃ微妙に腹八分にもならんかったし、お残しは嫌いやし… 「しょうがねぇなぁ…」 と、炒飯に手を伸ばした… 「恩にきるぜ!」 恩にきるぜ!じゃねぇし…無計画にも程があるやろ。間違いなく食える量じゃねぇし… そう思いながら、夏歩が残した物を平らげていっていると… 「お待たせしました杏仁豆腐です♪」 夏歩の前に置かれた、プルンと涼しげな姿をした、真っ白なお肌の中華スイーツ。 「待ってました!ちゃんと杏ちゃんのポジションはあけてあるからな。そういや、杏ちゃんで思い出したが、主様は何してんだろな?」 そう、杏仁豆腐に声をかけながら、スプーンで救い上げ口に運ぶ… しかも、杏仁豆腐のニックネームであんくんを思い出すのは、やめとけ…つか、かわいそうやろが… 「ってオィ!杏仁豆腐食えるなら、青椒牛肉食えや!?炒飯も食ったれや!?」 「デザートは別腹なのだよ。女心を解ってないなぁ…」 女の子って解らん… 別腹なんか存在しねぇしw そんな言い訳してお残ししちゃう奴は… うん。 そうだね。 コロスw
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