夏歩編~最終章~

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そんなドラゴンボール狂な2匹は置いておいて、俺は何故にあんなにあんくんのテンションが高いのかを調べるが如く、何かしらを調理中の亀子に近づいた。 「ねぇ、あんくんやたら機嫌いいけどなんかあった?」 そう亀子に尋ねると 「2人でパチンコ行って、パチンコ勝ったからじゃない?」 ま、そんな事やと思った… が…あれ? あんくん仕事は? 「つか、あんくん仕事じゃなかったん?ついでに亀子ちゃんも。」 「あたしもあんくんも有給使ったからねぇ。」 え?何の為に有給を… ま、いいんやけどね。 「そうなんだ。で…いくら勝った?」 「あんくんが、3万であたしが代打ち?で、2万勝ってん!お小遣い貰っちゃったし♪」 そんな事を言っている、亀子の手元に… いやぁな物が見えてしまった俺。 「マジかよ?」 「え?何が?どうかしたん?」 と、不思議な顔をする亀子… 「青椒牛肉の素と酢豚の素更には唐揚げ粉の素が見えてしまっているが…嫌がらせか?」 もちろん、あんくん達は嫌がらせのつもりでは無い事は百も承知なのだが… 「泰平君中華好きだってきいたし…」 いや、だからその中華を食ってきたんですけど… しかも、君全部味付けインスタントやないかぁ~ぃ! さらには、片付けながら調理できひんのか? 流し台ぐちゃぐちゃやん。
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