夏歩編~最終章~

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バイトを無難にこなしつつ、帰宅した時間は深夜1時。 普段なら、0時に店を閉め、0時5分には店を出るのだが、運悪くバッティングボールの入れ替え作業があったのだ。 そんな深夜1時。 まだ夏歩は爆睡中。 俺がバイトに行ってから約7時間の間に、掛けてあげた布団を引き剥がし、180℃反転している夏歩。 再び、布団をかけなおしてシャワーを浴び俺も泥の様に眠った。 翌朝… 俺は驚異的な事実を知った。 深夜2時には寝ていたので、起床も普通に早く朝9時には目が覚めていた。 が… 隣を見ると夏歩の顔。 近っ!? 危うく唇を奪われるところなのだが… 夏歩は心地よい寝息をたてている… まさかとは思うが、昨日の夕方から寝っぱなしなのか? つか、こいつ睡眠薬でも飲んでんのか? そう思わざる得ない。 普通に考えて、夕方4時ぐらいから、朝9時の時点で17時間は眠り続けているジャマイカ!? とりあえず、声をかけながら、夏歩を揺すってみる事に… 「おぉ~ぃ。ウォーキングの時間じゃねぇとやぁ?おぉ~ぃ。」 肩を揺すってみるが… 「んっ…んんっ…」 なんだか、卑猥に聞こえるんだが… 「夏歩ぉ~?」 ゆっさゆっさと揺すってみると、夏歩の胸も軽く揺れる。 夏歩にエロスな感覚を覚え、危うく朝立ちしそうな俺がいたのだった。 あかんやろ!? 俺はいつから、変態になったんだぁ!! A.昔から変態です。 じゃかましわぁ!? 一人脳内格闘を繰り広げていたのだった。
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