夏歩編~最終章~

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いやぁ、野生の夏歩はとても珍しいですねぇ~! 夏歩は器用に指先を使える生物ですからね。 そんな解説が頭を駆け巡っていた。 カッ! カッ! カッ! 夏歩は缶の蓋を開ける事が出来ない。 最後の鍵を使用しますか? >はい いいえ 夏歩は最後の鍵を使った。 「あけて…」 おぉ、やっとまともな会話のキャッチボールが出来そうですね。 俺はナタデココのジュースの蓋を開け夏歩に手渡した。 「ありがとん。」 グビッグビッグビッ… ゴキュゴキュゴキュ… 「ぷはぁ~!不味い!もう1本!!」 夏歩はレベルが上がった。 特技に青汁のCMのマネを覚えた。 「ちなみに、それがラス1だから。」 「あぅ…」 夏歩はその場に崩れ落ちていたのであった。 つか、まさかの2度寝!? 「おぃ?寝すぎやろ!そろそろ起きろ!」 俺は夏歩を転がし、布団を干す準備に取りかかった。 「もうちょっといいジャマイカ!いけずぅ~。」 いけずぅ~。って古っ! ちびまるこかっ!? 「つか、寝すぎやろ!」 「バカヤロー!」 え?なんで怒られてるん俺…
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