夏歩編~最終章~

29/43
前へ
/477ページ
次へ
「船首は羊じゃないんだなぁ…」 …そう言いながら肩を落とす夏歩。 そうだな、お前海賊王になりたかったんだもんな… 「ま、現実はこんなもんさ。つか、メリーな海賊船が渡し船って、あり得んやろ?」 「大阪なんだし、それくらい遊び心があってもいいジャマイカ。」 てか、釣り船予想はどこいった? テンションガタ落ち夏歩。 船に乗ってもこれといったリアクションも無かったが、向こう岸に到着した時にこんな事を言っていた。 「帰りはタイタニックごっこしような?」 「するかボケ!!」 テンション落ちていたわりには、帰りの楽しみ方まで考えていた夏歩であった。 そして、デニーズ到着。 普通に飯を食う。 普通以下の味だと、ブー垂れる夏歩。 お前が行きたいって言ったんだろ?と、多少小競り合うも、俺も同意見だったりして… 「ジョイフルとガストの偉大さに気付けていい勉強になったジャマイカ!」 と、自分のミステイクを棚に上げていた。 とりあえず、予定は全て終了した。 家を出てから約1時間後の話でした。
/477ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17245人が本棚に入れています
本棚に追加