17242人が本棚に入れています
本棚に追加
/477ページ
12時間の船旅というのは、実に暇でしょうがない。
船内にあるものと言えば、無駄に広い食堂と、無駄に狭いお風呂、無駄にバリエーションの無いゲームコーナーぐらいのものである。
さすがに、12時間の船旅は2度目ともなると、慣れっこである。
とりあえず、最大限にケチり、雑魚寝部屋(6千円)にしたので、場所を確保しに向かったのだが…
なんて事だ…
ついていないとは、この事か?
俺以外の客は、何処かの少年少女の団体様。
とりあえず、夜に枕投げ大会が始まるんじゃないかと言う、ヤンチャ坊主達の集まりだった。
こんなんじゃ仮眠とる事すら厳しい。
つか、親共は何処行きやがった?
子供のみの部屋割りってどうなのよ?
のっけから不安いっぱいで、船旅は始まったのであった。
最初のコメントを投稿しよう!