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俺は部屋の入り口前にて、呆然と立ち尽くしていた。
それは、なぜかというと
場所確保もくそもなかったからである…
とりあえず、ガキんちょ達は、室内一杯を使って、ゴムボールにて、ドッチボールを開始していたのだ…
今、空気を無視し室内に侵入しようものなら、ガキんちょ共はこう思うであろう…
あれ?俺等の部屋に変な人入って来たけど…的な?
多分、この時点ですでに、部屋に入る事を許されていなかったと考え。
俺はあっさりと身を引き、雑魚寝部屋を後にした。
とりあえず、プラス3千円払い、個室に部屋を変えてもらい、ロビーみたいな大広間のテレビにて、K-1がやっていたので、ボーッと眺めていた。
すると…
「お兄ちゃん!」
「ねぇ、そこの兄ちゃん?」
「君だよ君!」
ん?
俺かな?
なんて、思い声のする方を見ると…
そこには、なんとも言えない怪しげな格好をしたオッサンが酒を片手に手を振っていたのだった。
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