『ゆとり』という苦悩

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ゆとり…それは物事に余裕があり、窮屈でない事を意味する。 つまり、心が安らぐみたいなものだ。 中でもゆとりでも、ゆとり教育は例外だ。 ゆとり教育のせいで、今の子どもの学力は低下しているからだ。 そもそも何故ゆとり教育が始まったのか。 まずそこに疑問に思いませんか。 ゆとり教育が始まったのは1977年の事、教育指導要領によりゆとり教育は生まれた。 また世の中は受験ブーム。簡単にいうと学歴社会になったのだ。 その為、『受験戦争』や『落ちこぼれ』対策の為にゆとり教育が導入された。 そして子どもに無理なく勉強で縛る事のない世の中が生まれた。 心にゆとりが出来たのだ。 ここまでを聞くと、素晴らしいもので理想郷と呼べるものだ。 しかし大きな間違いもあったのだ。 最近の勉強は、必要のない所は教えない傾向がある。また教科書が薄くなっているから最低限度しか教えずに、薄い為に忘れがちになるばかりで、応用が効かなくなる。 また細かな例をあげると、理科で実験をするとする。 その実験の日に学校を何らかの理由で行けなかったとする。 すると先生はゆとり教育で教える時間が少ない為に、休んでる人がいるから次に延期と言わず、そのまま実験をする。 そして休んだ生徒に、「ノートや教科書を見て覚えて下さい。」 と言う。無茶苦茶だ。 百聞一見にしかずと一緒で、一緒に実験した方が説明もすぐに出来るし、何より脳に焼き付けやすい。 つまり、損をする訳なのだ。 時間があればいつでも教えられる。 じゃあ時間を作って教えればいいじゃないかと思った人がいますよね。 ゆとり教育になったら時間に余裕があるんだろって思いますよね。 大きな間違いです。 (後半は次ページ)
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