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お帰り…僕らのアリス…。
…さぁ、シロウサギを追いかけよう。
放課後の図書室…夕日が傾き始め日中と違う不思議な空間が、生まれていた…。
『うん…。ここは、確か…獄寺君達と…。』
「…起きたかい?」
『!!!!』
「? 」
『雲雀さん!!どうして!?』
「僕は、雲雀じゃないよ?僕は、チェシャ猫だよ?」
『チェシャ猫?』
「さぁ、アリスシロウサギを追いかけよう」
『えっ…アリス?シロウサギって…?』
「さぁ、アリス行こう」
『ちょっと、待って下さい!!俺は、アリスじゃなんか…。ってか、俺男ですよ!?』
「さぁ…行くよ。」
『だからですね!!俺はアリスじゃないんです!!』
「何?」
『いえ……。』
(ちらっと、トンファーが見えてるのは…気のせいだよね…)
「じゃ行くよ、アリス」
『……はい。』
こうして、シロウサギを追って図書室を出た…。
しかし、廊下には誰も居なく永遠に廊下が連なっていた…。
『ど、どうなってんのー!?ってか、なんなんだ…廊下がこんなに長かったっけ…?』
「なにしてるの。行くよ?」
『あっ、はい…。』
スタスタスタスタ…。
スタスタスタスタスタスタスタスタ。
どれだけ歩いただろうか?
いくら歩いても、先が見えない…。
さっきから、二人の足音以外何も聞こえない……。
『あの…。チェシャ猫さん…。』
「…なんだいアリス?」
『あ、あの…俺達が追いかけているシロウサギってなにですか?』
「シロウサギ…。これだよ…。」
学ランのポケットから一枚の写真を出して見せてくれた。
『これがシロウサギですか…?』
「…そうだよ。」
『………えぇー!!』
写真には、兎の着ぐるみを着たリボーンが写っていた。
「…煩いよアリス。」
『あっ、すみません…。』
「…何?アリス知ってるの?」
『いや…(どう見たってリボーンだよ!!)』
「あっそ。…ほら、アリス着いたよ。」
『えっ?なんですか…これ…?』
アリスが見た物とは…。
次回に続く🎵🎵
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