歪みの国パロ(完結)

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壁…。目の前には壁があり行き止まりだった。   『えっ、行き止まりなんですけど…。』   「アリス……下を見てごらん。」   『下?………あっ!?』   下を見ると小さな扉があった。   『これを通るのですか……。』   「そうだよアリス。」   『いや…無理ですよ…こんな小さい扉。』   「大丈夫だよ。」   『でも……。』   「じゃ、ちょっと待ってて…。」   そう言うと、雲雀さんもといチェシャ猫は近くの教室に入っていった。   『?』   「お待たせアリス。」   『いえ…!!!!!』   「うん?どうしたんだい、アリス?」   戻ってきた、チェシャ猫の手には白い人の腕が握られていた。   『な、なんで…腕が……。』   「うん?これかい、これは、パンだよ?」   『えっ!?パン?』   「そうだよ?さぁ、アリスお食べ。」   『!!!!』   「どうしたのアリス?食べないの?」   『いや…俺はいいです…。』   「なんでだい?」   『だって……腕ですよ。』   「だから、これはジャムパンだよ?」   『でも………。』   「仕方ないな。」   そういうと、チェシャ猫はガシリとアリスの頭を掴んだ。   『ふぇ!?何するんですか!?』   「うん?こうするんだよ(微笑)」   チェシャ猫は笑いながらアリスの口にジャムパンを(無理矢理)押し込んだ   『ウグググ……ゴックン。』   「どう?美味しかったかい(微笑)」   『な、なんでこんな事するんですか!!』   「アリスが素直に食べないからだよ。」   『それにしてm…』   いきなり目の前が、暗くなってきた…。   『何がどうなって…?』   「アリス……」   遠くで、チェシャ猫の声が聞こえた気がした…。   『うん……。』   目を開けると前が真っ暗だ…。ガサゴソと辺りを動くと外に出られた…が何かが違っていた。   「アリス、出られたかい?」   『あっ、はい…。ってえぇー!!』   「…どうしたんだいアリス?」   『な、なんでチェシャ猫さんが大きくなっているのですか!!』   「違うよアリス。アリス自体が小さくなってるんだよ…。」   『俺が…小さく…?』   「そう。」   小さくなったアリス。この後どうなる!?   次回に続く🎵🎵
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