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音がする方へ行くと、レストランにたどり着いた。
『ここからだよね…?』
「…入ってみるかいアリス?」
『は、はい…。』
こうして中に入ったが、目の前には壁がそびえていた。
『∑え、壁!?』
「違うよアリス。これは、伯爵夫人だよ。」
『えっ、伯爵夫人…?』
「そうだよアリス。よく見てごらん。」
と近くのテーブルに下ろしてくれた。
しかし、テーブルの上は料理の皿で溢れていた…。
『うわぁ…。沢山ある…。』
こうして、近くで見ると見たことある顔があった…。
『∑る、ルッスリアー!?な、なんで…。』
「…………。」
伯爵夫人(巨大化したルッスリアー)は、ただ猛然と食事を取っていた…。
『反応がない…ι』
「…そうだねアリス。噛み殺したくてウズウズするよ…。」
とチェシャ猫がトンファーをちらつけていた。
『∑えっ!?』
すると、何も反応してなかった伯爵夫人が動き出し、近くの鈴を鳴らし始めた…。
『…なっ、なんだ一体…。』
すると、奥のドアから支給係の格好をしたフゥ太とランボが料理を持って出てきた。
『フゥ太、ランボ!?なんで!?』
そうしてると、テーブルに料理を置いた途端物凄い勢いで、伯爵夫人が食べ始めた…見てて気分が悪くなるぐらい…。
『ほ、他には誰か居ないの…?』
「伯爵なら、彼処で伸びてるよ。」
『えっ?』
周りを見ると、テーブルの端に伸びているレウ゛ィが居た。
正直キモイ。
ってか、近づきたくない…。
『あれじゃないと、駄目…?』
「…じゃ、厨房に行くかい?」
『うん…。そっちがいい(もしかしたら、フゥ太達とかならシロウサギの事知ってるかもしれないし…。)』
「じゃ、行こうアリス…。」
俺はまた、チェシャ猫の肩に上りそのまま厨房へ向かった。
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