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いつからだろう。 酒を酌み交わす時も、床に就く時も、太刀を手放さなくなった。陣で具足を外さない事に、違和感を覚えなくなった。どれ程人を斬ろうとも、譬え、無辜の民を斬った後でも、眠りを妨げられることが無くなった。 「我は_」 人を斬るのが愉しいとさえ思えた。 「我は、我が修羅と化すのが怖い」    男が  わらった 「違ぇよ」
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