46人が本棚に入れています
本棚に追加
/200ページ
あたし達は、隼人が置いていったカゴにすき焼きの具材を入れ、龍也が「焼肉もしたい!」って言い出したから、肉のパックも幾つか入れた。
入れ終わったと同時に、
隼人が戻って来た。
隼人
「龍也にも話あるって」
龍也
「俺にも?わかった、待ってて」
龍也が唯さんの元へ行く途中で、あたしは龍也を呼び止めた。
彩
「龍也ーっ、
調味料は家にあんのーっ?」
龍也は振り返り、
「ないわー(笑)カゴに入れといてーっ」と言って行った。
すると
隼人はあたしの首に手を回し、
「お前はいつから龍也って、
呼び捨てで呼ぶようになったんだ?まあいいけど(笑)」と笑いながらも不満そうに言う。
あたしは唯さんとの事が気になって、「ついさっき」とそっけない態度をとってしまった。
美由紀は、
「あたしお菓子見てくるね」と
言って居なくなった。
きっと二人っきりで話をさせるために、美由紀は気を使ってくれたのだろう。
本当に美由紀はいい友達だ。
最初のコメントを投稿しよう!