序章

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冷「まぁそれがお前らしいっちゃお前らしいよ。」 砕「…。」 砕は黙ってまたケータイをいじりはじめた。すると急に眠気を感じたので寝る事に。その時砕は夢を見た。その夢でも普通に講義を受けていたのだが次の瞬間、明らかに現実のものとは異なった。得体のしれないものが舞台に現れ、ものすごい速さの踏み込みで講師に近づいて講師を食い始めた。逃げ惑う生徒達。しかし、出入り口は化け物で埋め尽くされ、逃げようにも逃げられない。どんどん追い詰められる生徒達。だが、砕は策を考えついた。今の装備で被害を最小限に抑え、脱出出来る策を。まず、マイクを使って閃光手榴弾でやつらに目くらましをするため、皆に目をつぶるように言う。その役を冷にやってもらい、砕は一番出口に近くて、一番敵の数が少ないところに閃光手榴弾を投げる。そしてそこに手榴弾(スタンダード)を投げ込み、突破口を開く。そして全員にそこに走って逃げるように指示する役をこれまた冷にしてもらう。砕は手榴弾を投げた後、すぐに他の化け物の相手をして、その間に冷には警察に連絡してもらう。策は完璧なはずだった。だが、化け物共に目くらましは通用せず、手榴弾を使うも、やつらの得意のスピードでかわされる。銃で応戦するが、あっけなく弾切れ。みんなに見せたくなかった自分の能力を皆の前で使うしか方法はなかった。講義の会場が血の海になり始め、地獄絵図になろうとしていた矢先に、 冷「砕、お前の力を使うしかない。お前がディメンターって事がバレてもみんなの命が助かるならバレる事くらいどうって事ないだろ?」 砕「百も承知だ!」 砕が力を使う直前に砕は目を覚ました。 砕「夢か…。」 冷「夢?お前夢見たのか?おい、それってどんな夢だ?」 砕は洗いざらいを説明した。 冷「お前もか。実は俺も三日前にその夢を見たんだ。」
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