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第二話 黒髪青年
そこには、
着物を着た長い黒髪の青年が立っていた
「へ?・・・誰!」
すると青年は、私に近づいてきた
「!?・・なっ何!?」
「鈴!(リン)」
「は!?」
「おぬし無事だったか!」
「あの、誰?」
「何!?わしを忘れたのか?」
「私は、リンじゃなくてスズ!勘違いですよ」
「・・・!・・そういえば、リンは目も綺麗で髪も黒い、こやつは目の色が青く目つきが悪い上に髪がしょん〇ん色じゃ!」
ドカッ!!
私は思い切り青年をぶっ飛ばした
「なっ、何をする!無礼な!」
「誰がしょん〇ん色だ!金色よ!生れつきなのよ!」
「貴様、異国の者か!」
「私は、立派な日本人!お母さんが・・・アメリカ人なの・・・」
「?」
ハッ「てゆーかそういうあんたは、何なの!人んちに勝手に上がり込んで」
「知らん!気づいたらここにいた」
「あのねぇ・・・あんた」
「言うな!」
「は?」
「わしは、あんたではない!猫神じゃ!」
「猫神?神様なの?」
「そうじゃ!猫の神じゃ」
その時、私の頭の中に昔の記憶がよみがえった
『うっ・・ひっく・・お・・にい・・ちゃ』
『何をしておるのだ?』
『だ・・れ?』
『わ・・は・・・だ』
聞こえない!きこえないよ・・・
「い!おい!」
ハッ
「どうしたのだ?」
青年は、私の肩に手をやる
「なんでもないっあんたに関係ない!」
そういって、青年の手を払う
その時、「貴様いいどきょうだ・・・このわしにそのような態度・・」
(こやつは見た目だけが似てるだけではないのか中身も・・)
「よし!決めた!わしはここに住むぞ!」
「は!?」
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