『2人の少年』

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 「アハハハ!  いやー、スカッとした!」  気持ち良さそうに笑うエドを、ただ見つめることしか出来ないソラ。  「?なんだよ、お前はスッキリしてないのか?」  確かに今まで何度もイヤーミの事を殴りたい気持ちはあった。  しかし、自分の力で殴った訳ではないという気持ちが、複雑に絡み合っていた。  「…じゃあ、今度は自分で殴るんだな。」  まるでソラの気持ちをわかっている様に、エドが笑いかけた。  「しっかし、入学早々問題起こしちゃったな…」  「…ご、ごめんよ。」  「ん?まぁ、ありゃオレが勝手にやった事だ。気にすんな。」  エドは、父親への言い訳を考えていたが、考えても仕方ないので考えるのをやめた。  「…!  そうだ!!」  
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