水面

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私は努力しない事を覚えた。 努力をしなければ心の水面は動かない 定期的な寂しさをやりすごしていれば 他には何もない。これ以上はない。 だけど ほんの時々 私の水面に飛び込もうとする人がいる 私は少しずつ位置をずらすから その人は必ず怪我をする だから私はそのことをここに書き遺しておいて 泣きたいぐらいのごめんなさいと 泣きたいぐらいのありがとうを あなたに伝えたいと思う。 いつかきっと嫌われるけど私なんかを好きになってくれてありがとう ごめんなさい。
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