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樹は、奥から飲み物を持ってきて、ユウキ君の向かい側に座って、楽しそうに話を始めた。
僕は、何だか胸が苦しくて、仕事をしに行った。
仕事をしてたって、あの二人の事は頭から離れなかった。
結局、ユウキ君は1時間くらいして帰っていった。
相沢ユウキ…一体何者なんだろう。見たとこ歳は同じ位だった。
樹とかなり親しいようだし…。
それに、僕のこと見て「ふーん」って、何だよ。
何か、僕のことを知ってるような感じだったけど…。
僕が樹の恋人にふさわしくないって言いたいのだろうか。
何か、へこむなぁ…。
釣り合ってないことなんて、自分で十分わかってるよ…。
樹が僕を好きだと言ってくれたことが、夢なんじゃないかって思った事だってあった。
もしかして、本当に夢だったりして…。
でも、今日、キスしてくれた。
好きだって最初に言ってくれたのも樹だった。
大丈夫。
ただの友達だよ。
樹を信じようって、決めた。
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