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そんな事があった次の日
双子の妹の姉の有希が、お母さんにメイクをしていたのを言ってしまった。
私はきつく叱られた。
母「麻希はともかく男のあんたがメイクなんかして、何考えてんの?」
私「だって、してみたかったんだもん。お母さんみたいに綺麗にしてみたかったんだもん。」
母「だからってあんたは男なんだよ?」
私「だって男でも眉毛整えてるんでしょ?ならいいじゃん」
母「あんたお兄ちゃんなんだからしっかりしてよ?もうすぐで中学生だよ?」
またそれ?
母「とにかくメイク道具には触っちゃいけません!」
また、お兄ちゃんだからとか男だからとか言うの?
…私は女だよ?
母「聞いてんの?」
私は小さな消え入りそうな声で言いました。
私「違うもん」
母「?…何か言った?」
その時の私はそれが精一杯の抵抗でした。
母「とにかくわかった?」
私「わかった。しっかりするよ…」
その時の私は渋々、受け入れました。
やっぱり心配させたくなかったから。
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