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「うぅ………ここはどこだ……？」
気付くと俺は縛られて見知らぬ場所…………「ここは武道場か」にいた。
「どきどき柚ちゃん争奪戦！」
『Year！』
「ルールは簡単どちらが勝つか予想するだけ！ 司会はこの俺学園理事の息子の宙様だ！
敬え野郎ども！」
「おい、今死ぬのと後で死ぬのどっちがいいか選ばせてやるよ屑野郎。」
そこにいたのは処刑にあった有害物質兼一応友人の宙だった。
あれから、復活したのか………。生命力はゴキブリなみだな……。
「縛られて言っても凄味がないぜ柚ちゃん！」
「こんな紐………なんだと切れないだって………。」
弱そうな紐にみえるのに何故だ………。
「それは抜けられないように脇の下にも紐で縛ってある本縄って縛り方だ！
忍者にだってぬけることはできないぜ？
観念しろよ柚ちゃん！」
「…ただの馬鹿じゃなかったのか……。」
「ちょっと！？それはひどくない？」
「うるさい有害物質黙れ。喋るな。二酸化炭素削減に協力しろ。てか、おまえは二酸化炭素を吸って逆に酸素を吐き出せ。」
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