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レーラ(11才くらい)
「がはっ…まだ…まだ…死にたく…ない……死にたく…ない…。…許せない…」
デルダ
「ほぉ…、いい目だ…。私に着いてくるか?お前を強くしてやろう」
レーラ
「…行く…。強く…なりたい…」
レーラ
『私の住んでいた村は、突然襲われた。家族は殺され、弟は連れて行かれた。私は流れ矢に当たり虫の息だった。そんな私を助けたのが、デルダという男。デルダは瀕死の子供達を集め、介抱していた。そして…』
デルダ
「レーラよ。お前が話していた弟は、連れて行かれたのち殺されたそうだ…」
レーラ
「う、嘘……。そんな……」
レーラ
『私の生きる糧となる弟が死んだ…。私は暗い闇の中に落ちた気がした』
デルダ
「お前はこれからどうする?強くなり敵を討ちに行くか?」
(少し優しく)
レーラ
「か、かたき…」
デルダ
「お前は、家族を殺した者を憎んでいるか?」
(まだ少し優しく)
レーラ
「に憎んでる…。絶対許せない…」
(プルプル)
デルダ
「なら、強くなり敵を討ちに行くのだな」
(ニヤッて感じ)
レーラ
「強く……強くなりたい!家族を…皆を殺した奴は絶対、絶対許さない!!私がこの手で!!」
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