憎しみを糧に エピソード2

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  デルダ 「そうか…。今日からお前は全てを捨て、その憎しみと怒りを糧に強くなるがいい。お前の帰る場所はもうないのだから」 (そうか…はニヤッて感じで、あとは強気) レーラ 「はい」 レーラ 『俺はその日、全てを捨てた。強くなる為に、女も捨てた。弟の分も生きると決めたから』 レーラ 「はぁっ!やぁっ!…ハァハァ…はぁっ!やぁっ!…」 レーラ(13才くらい) 『憎しみと怒りだけを胸に俺は訓練をした。訓練は酷いものだった。何人もいた子供がほとんど死んだ。でも俺は、そんな弱い奴らの事等気にもしなかった』 デルダ 「死ぬのを怖がるな。お前達には帰る場所等ないのだから、突き進むしかない」 レーラ 「はい」 デルダ 「殺すのを躊躇うな。躊躇えば自分が死ぬだけだ」 レーラ 「はい」 デルダ 「殺せ。殺すんだ」 レーラ 「はい」 レーラ(15才) 『俺はデルダに言われるが間々、人を殺した…殺し続けた。それが憎めべき相手と関係なかろうと…。強くなる為に必要な事だから…』 デルダ 「レーラ。お前は私が集めた子供らの中で1番強くなった。これが最後の仕事だ…。お前達の村を襲った王とその家族を殺して来るのだ。今のお前なら、きっとやり遂げる事ができる。怨みをはらしてくるのだ」 レーラ(20才くらい) 「はい」 レーラ 『王の名は、ディール・アルデシア』  
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