― 1章 ―

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―深夜2時。 今日の営業は終了。 ネオン街の活動はまだ終わらない。 夜の世界に住む住人は日が昇るまで飲む人種が多い。 中にはそうでない人種もいる。 ―私はどっちかというと後者かな。 自慢出来るほど飲める訳でもないし、体力に自信がある方でもないなぁ。 バブルが弾けて間もない時は確かに違ったはずだし、飲みにも出ていた。 木原 涼子 33歳 独身バツ無し(笑) スナックのオーナーママ。 俗に言う飲み屋の女かな。 冗談で、結婚したら閉めるなんて、言ってたらもうすぐアラフォーに仲間入りしちゃいそう。
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