4037人が本棚に入れています
本棚に追加
/432ページ
この話面白いなぁ~
でも途中爽(ソウ)が美羽(ミハネ)側に行った時にはどうなるかと……
などと読んでいる本の内容についての感想を頭の中で言いながら歩いていたオタク少年は前方で騒ぎが起こっている事に気が付き本から視線を外し前方に移す。
何だ……?
「離して下さい!!」
「良い加減俺の女になれよ」
高い女性の声と太い男の声が聞こえた。
これは穏やかじゃないな……
オタク少年は騒ぎの方に走って行った。
騒ぎの場所に行くと生徒達が数名野次馬で周りにいるがほとんどの生徒は見てみぬふりをして校舎に入って行っている。
その野次馬の中心では腰の辺りまである綺麗な黒髪をした女子生徒の手首を掴んでいる180はゆうに超えているであろう大男がいた。
「何度も言っているハズです!
私は貴方が嫌いだと!」
「俺はお前が好きなんだよ
好きな奴いねーんだろ?
なら良いじゃねぇか」
と嫌がる女子生徒に大男は詰め寄る。
最初のコメントを投稿しよう!