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★Sside★
テゴシの後をついて行ったら、アイツのうちまで来ちまった💦
マンションの入り口で俺は立ち止まると、テゴシは俺を見ないように言った。
T『…入れば…』
S『いや…もう、ここで…』
そこまで言った俺の言葉を消すみたいに少し大きな声で、
T『ここまできたんだから❗最後まで責任とんなよ❗』
…上から…💧ですか💧💧
でも、いつもの勢いはなくて…💧
俺はハイハイって中に入った。
部屋に入るとテゴシはすぐにキッチンから缶ビールを持ってきた。
そして、勢いよくあけると一気に飲み干した
テゴシの目が少し赤くなってた…
T『シゲも飲みなよ❗』
S『え❗あぁ…うん』
俺もビールをあけ、一口飲んだ。
何を語る訳でもなく、言い訳をする訳でもなく、ただ黙ったままで…
テーブルには空いたビール缶が増えていった…
T『こんな事したってさ…マッスーの気持ちが変わるなんて…最初から…思ってなかったよ…
マッスーが悲しむだけだって…💧』
赤い顔になったテゴシが
ポツリポツリと口を開いた…
俺は何も言わずにただ聞いてた…
テゴシは…自分がやらかした事の重大性に…
気づいてる❗
でも…止められなかったんだろう
好きの気持ちが…相手を思う気持ちが…
強ければ強いほど…
抑えられない思い…
たとえ…相手に…
他に愛する人がいたとしても…
マッスーは…
どうしてるだろ…💧
すべては…マッスー次第なんだっ💦
マッスーにはキツいだろうが…
テゴシを救えるのは…
マッスーしかいないんだっ
S『…大丈夫…大丈夫だよな…』
俺は1人ごとのようにつぶやいてビールを飲み干した。
横をみると…
ソファーに寄りかかりながら、眠ってるテゴシがいた。
少しやつれて見える…
なんて、切ない顔してんだろ…💧
頬にはうっすらと涙の後がついていた…
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