仲間

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小柴は小雪に防具つけながら 「小雪ちゃん、剣道何段」 「段はありませんけど、十分皆さんと戦えると思います」 「それは頼もしい、ちなみに中村さんは2段です」 「はい、雨宮さんは?」 「キャプテンは今4段です、 実力は5段なんですが修行期間が4年あるもので」 「修行期間?、変なの」 小雪は修行期間があると言うのが不思議だった 「小雪こっちへ」 健が小雪を呼び小声で小手、面、胴、突きの技の説明をした 「胴には突きが無いんですか?」 「うん、それは技にならない」 「変ですね、刀で刺すなら胴が一番良いのに」 「うん確かに骨も無いし殺すのには・・・とにかく禁止だ」 「分かりました」 中村と小雪は互いに向かい合って構えると 「始め」 健が声を掛けると 中村がいきなり小雪の小手を狙って竹刀を振り下ろすと 小雪は左下に竹刀を下ろしそのまま抜き胴を打った 「胴1本」 健が手を上げると 「ゲッ、早い」 中村が声を上げた 小雪は1本も取られずに5人を相手にした 「凄いですねキャプテン、彼女は何者ですか?」 中村が聞くと健は笑って答えた 「忍者だ!」 「キャプテン手紙が届いていますよ」 小柴が手紙を持って受け取った健は宛名を見ると 元冷泉瑠奈と書いてあった 「モトキヨイズミルナ?」
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