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「雪笹?」
「元冷泉家の家紋だ」
「元冷泉家!」
健は小雪と顔を合わせた
「お父さん」
健は手紙の宛名を見せた
「元冷泉瑠奈かこの刀と関係しているようだな」
「はい」
小雪が答えた健は小雪に言った
「小雪、さっそく今夜のバスで行こう」
「おいおい、どうしてそんなに急ぐ」
「お父さん、僕達いや地球には時間が無いようです」
「なんだって?」
健にはアクアの言った事が真実に思えてきて落ち着いてはいられなくなっていた
「ただいま」
そこへ雫が帰ってきた
「お兄ちゃん、大変だよ!」
「どうした?今日日本史と古文を授業でやったんだけど今までチンプンカンプンの古文がスラスラだった」
「そうか良かったな」
雫が3人様子を見て聞いた
「何かあったの?」
「今から2人で京都に行く」
健がこたえると
「な、なんで?」
「手がかりを見つけたんだ」
「私は?」
「だめだ、お前は学校がある」
亘は首を横に振ると雫が不満を漏らした
「ええ~~やだ。私も行かないと意味がないよ」
雫が健に訴えたが亘は睨みつけていただけだった
「雫、大丈夫だ見つけたらつれてくるからな。八ッ橋を買ってくるし」
「ああ、抹茶ソフト食べたかった・・・」
すると急に亘が怒り出した
「馬鹿もん!抹茶ソフトだと!」
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