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「お父さん、お金」
雫が手を出すと
「いくらだ?」
「服と靴と下着」
「ああ、そうか。いつまでも雫の借り物ではいられないな」
亘がお金を雫に渡すと
「お兄ちゃん、後で夜食にお結び作ってあげるね」
「サンキュー雫」
「私も手伝います」
「うん」
健と亘は
「後は小雪の戸籍をどうするかだな、150年間寝ていたなんて誰も信じないだろうから」
「いいんですか?お父さん」
「うん、母さんが呼び寄せたんだろうからお前も雫も仲良くやってくれよ」
「もちろんで、僕達は赤い・・・」
「ん、赤い?」
「いいえ何でも」
「じゃあ、気をつけてな」
「はい」
~~~~~~~~
買い物に出かけた雫と小雪は
「洋服買わなくちゃね、私の服じゃ小さいから」
「ありがとう」
2人は小雪のジーンズとトレーナーとシューズを買った
「小雪ちゃん、下着どうしようか?」
「ああ、着けなくちゃいけませんか?どうも今日着けたブラきつくて動きにくかった」
「ごめんなさい、私のじゃあ小さすぎたのね」
雫は同じ年の雫より胸が小さいのがショックだった
「サイズの合うのを買いましょう」
「はい」
小雪はなぜ雫が機嫌が悪いのか分からなかった
「小雪さん兄貴の事どう思う?」
「立派な人です」
小雪は頬を赤らめた
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